
「在宅ワークを続けたいけど、扶養に影響したらどうしよう…」
そう不安に感じていませんか?
結論から言うと、在宅ワークは、扶養内で働きたい主婦にとても向いています。
理由はシンプルです。
- ✔ 働く時間を自分で調整できる
- ✔ 月ごとの収入を調整しやすい
- ✔ 通勤がないから扶養内でも稼ぎやすい
ただし、「103万円」「130万円」などの”壁”をざっくり理解しておくことだけは必須。
この記事では、クラウドワーク型と雇用型、2つの在宅ワークパターンの実例を交えながら、あなたが**”不安ゼロ”で在宅ワークを続けられる**ように、超わかりやすくまとめました。
在宅ワークには2つのタイプがあります
まず知っておきたいのが、在宅ワークには大きく分けて2つのタイプがあるということ。
💡 注釈:この記事では分かりやすくするために「クラウドワーク型」「雇用型」と呼んでいますが、一般的には「クラウドソーシング」「単発案件型」「業務委託契約」などの呼び方もあります。
タイプ① クラウドワーク型
- クラウドワークス、ランサーズなどで案件を受注
- 案件ごとに契約
- 自分で仕事量を完全にコントロールできる
- 初心者でも始めやすい
タイプ② 雇用型在宅ワーク
- 企業と雇用契約または業務委託契約
- 継続的に同じ企業の仕事をする
- チームやリーダーがいる体制
- 安定性が高い(コールセンター、データ入力、事務サポートなど)
どちらも扶養内で働けますが、収入管理の方法が少し違います。
この記事では、両方のパターンを紹介していきますね。
実例①:クラウドワーク型で働くみどりさん(43歳)
プロフィール
- 夫の扶養に入っている
- 中学生の娘1人
- クラウドワークスで月3〜5万円のライティング
- 家事の合間や夜に作業する生活
みどりさんの悩み
「収入が増えてきて、気づかないうちに扶養を超えたらどうしよう…SNSで”扶養外れると地獄”って見て、一気に怖くなった」
みどりさんの働き方
- 月3〜5万円の収入で年間約60万円ペース
- 扶養103万円に大きく余裕あり
- Excelで収入管理しているから不安ゼロ
- 稼ぎたい月は多め、忙しい月は少なめに調整
→ 案件を自分で選べるから、収入コントロールがしやすいのがクラウドワーク型の強み。
実例②:雇用型在宅ワークで働く私の場合
私のプロフィール
- 企業に雇用されてチームで働く「雇用型在宅ワーク」
- リーダー・サブリーダーがいる体制
- 家内労働者等の必要経費の特例が使えるため、実質103万円まで働ける
失敗談:収入管理をサボった結果…
実は去年、収入管理をきちんとしていませんでした。
「まだ大丈夫だろう」と思っていたら、11月の時点で計算したら、このまま働くとどう考えても103万円を超えてしまうことが判明。
急いで上司に相談して、11月の勤務日数を調整してもらい、ギリギリ103万円未満に収めることができました。本当に冷や汗ものでした…。
今の働き方
- 毎月必ず収入を記録
- 「あと◯万円稼げる」が常に把握できている
- 年末に向けて余裕を持って調整できるようになった
→ 雇用型は勤務日数の調整が必要だけど、上司に相談すれば柔軟に対応してもらえるケースが多いです。
扶養の仕組みを理解しよう
扶養には大きく分けて2つの種類があり、それぞれに注意点があります。
① 税金の扶養(103万円の壁)
夫の「配偶者控除」が適用される基準。ただし、働き方によって計算方法が違います。
【パターン1】給与収入の場合(パート・雇用型在宅ワークなど)
年収103万円以下なら扶養内に収まります。
- 給与所得控除55万円 + 基礎控除48万円 = 103万円
【パターン2】事業所得・雑所得の場合(クラウドワーク型など)
収入から経費を引いた「所得」が48万円以下なら扶養内に収まります。
- 例:年収80万円 − 経費30万円 = 所得50万円 → 扶養から外れる
- 例:年収80万円 − 経費35万円 = 所得45万円 → 扶養内
💡 つまり、クラウドワークの場合は経費次第で実質的に働ける金額が変わります。
【パターン3】家内労働者等の必要経費の特例が使える場合
雇用型在宅ワークや一部のクラウドワークで、**「家内労働者等の必要経費の特例」**が適用できる場合があります。
これを使うと、実際の経費が少なくても最大55万円を必要経費とみなせるため、実質的に年収103万円まで働いても税金の扶養内に収まります。
- 対象:特定の在宅ワーク(内職、データ入力、ライティングなど)
- 確定申告で申請が必要
- 詳しくは税務署や税理士に相談を
👉 自分がどのパターンに当てはまるか分からない場合は、税務署や旦那さんの会社に確認するのが確実です。
② 社会保険の扶養(130万円の壁)
多くのケースで「年収130万円未満」であれば夫の社会保険に入り続けられるという一般的な基準。
👉 専門的な細かい条件や計算は家庭や勤務先によって違うため、この記事では一般的な考え方だけを紹介します。
👉 心配な場合は、旦那さんの会社への確認が最も間違いがありません。
在宅ワークが主婦の”扶養内の働き方”に向いている理由
収入を「月計算」で調整しやすい
【クラウドワーク型の場合】
「今月は3万円だけ」「来月は5万円まで」など、案件の受注量で簡単に調整可能。
【雇用型の場合】
勤務日数や勤務時間を上司と相談して調整できる。
パートのように急にシフトが増えて収入が跳ね上がる、という心配が少ないのが魅力。
案件単価が上がっても自分でブレーキをかけられる
ライティング・データ入力・SNS運用などは、自分の受注量をコントロールできます。
在宅ワークだからこそ、扶養内の働き方がやりやすいのです。
扶養を確実に守るための”安全フレーム”
① 年間よりも「月額」で管理する
扶養ラインの目安:
- 103万円 → 月 8.5万円以内
- 130万円 → 月 10.8万円以内
この金額を目安に、月ごとに管理すると迷いません。
② 収入記録テンプレートを使う(超大事)
ExcelでもメモでもOK。以下の4つだけ記録すれば十分です。
| 月 | 受取金額 | 源泉徴収額 | メモ(繁忙期 etc) |
|---|---|---|---|
毎月合計して、「今どこにいるか」が一瞬でわかるようにしておくと安心です。
私の失敗から学んだこと:11月になって慌てないために、毎月の記録が本当に大切です!
③ 稼ぎすぎそうな月は早めに調整する
【クラウドワーク型】
案件の受注を一時ストップ、または来月に回す。
【雇用型】
早めに上司に相談して勤務日数を調整してもらう。ギリギリになると調整が難しくなるので、10月〜11月には必ず確認を。
④ 不安になったら”少し控えめ”に調整する
扶養は”ギリギリ攻める”ほど難しく見えます。むしろ余裕をもったラインで働く方が精神的に楽です。
タイプ別:扶養内で働きやすい在宅ワーク
【クラウドワーク型】おすすめ3選
① ライティング
- 初心者向き
- 1記事あたりの単価が上げやすい
- 案件調整がしやすい
② データ入力
- 作業内容がシンプル
- 1〜3万円の副収入を作りやすい
③ SNS運用サポート
- 学びながらできる
- 単価は低めでも安定性が高い
【雇用型】代表的な仕事
① コールセンター(在宅)
- 時給制で安定
- シフト調整で収入管理しやすい
👉 在宅コールセンターの実績が多いサービスはこちら
② データ入力・事務サポート
- チーム体制で安心
- 勤務日数で収入調整
③ カスタマーサポート
- 企業と契約
- 継続的な仕事で安定性◎
👉 共通点:どちらも**”収入コントロールしやすい”**のが強み。
「どこで在宅ワークを探せばいいの?」という方のために、
40代主婦でも始めやすいおすすめ4サイト をまとめました。
よくある質問
Q. クラウドワークスの報酬は全部”収入”になりますか?
一般的には「受け取った金額(源泉徴収前)」が収入として扱われるケースが多いとされています。ただし、勤務先や保険組合によって判断が違うため、最終確認は夫の会社に。
Q. 月6万円ペースだと年間はいくら?
単純計算で72万円ほど。多くの家庭で扶養内に収まるラインです。
Q. 雇用型の場合、勤務日数の調整は頼みにくい?
経験上、早めに相談すれば柔軟に対応してもらえるケースが多いです。ギリギリではなく、余裕を持って(できれば10月頃までに)相談するのがコツ。
Q. 家内労働者等の必要経費の特例は誰でも使える?
在宅ワークの種類によります。確定申告時に税務署で確認するのが確実です。使える場合は、実質103万円まで働けるメリットがあります。
Q. 制度は変わりますか?
税制・社会保険は変更される可能性があります。最新情報は、国やご主人の会社の案内を確認するのが確実です。
【まとめ】扶養内でも、安心して在宅ワークはできます
ポイントは4つ。
- ✔ 在宅ワークには「クラウドワーク型」と「雇用型」がある
- ✔ 扶養の”考え方”だけざっくり知ればOK
- ✔ どちらのタイプも収入調整しやすく、40代主婦に相性が良い
- ✔ 月ごとの管理をすれば不安なく働ける
扶養の不安がなくなるだけで、在宅ワークは驚くほど楽しく、前向きになります。
私自身、収入管理をしっかりするようになってから、「安心して働ける」という気持ちが本当に大きくなりました。
あなたの生活に無理なく続けられる働き方を、ここから一緒に作っていきましょう。

