
扶養・税金・経費…初めての在宅ワークで戸惑うこと
在宅ワークを始めようと思ったとき、一番最初に頭をよぎるのが「税金」と「経費」の問題ではないでしょうか。
「103万円の壁」「130万円の壁」という言葉は知っていても、在宅ワークで個人事業主として働くとなると、パートやアルバイトとは計算方法が変わってきます。「扶養のままで稼げるの?」「社会保険はどうなるの?」と不安になりますよね。
さらに、経費のこととなると、もっと分からなくなります。家計と仕事の出費が混ざって、何が経費で何が生活費なのか区別がつかない。確定申告って難しそう。もし赤字になったらどうしよう。領収書はどうやって管理すればいいの?
40代の私たちには、子どもの教育費や自分たちの老後資金のことも気になります。扶養を外れたら年金はどうなるんだろう、という不安もあるでしょう。
私も最初は全く分からず、ネットで調べれば調べるほど混乱していました。でも、実際に始めてみると「最初から完璧にする必要はない」ということが分かったんです。
最初は誰でも分からないもの
在宅ワークを始める多くの主婦が、同じような不安を抱えています。
在宅ワークを始めるきっかけは人それぞれ。子どもの進学費用、老後資金への備え、親の介護や家事との両立など、自宅で自分のペースで働きたい理由があるはずです。
でも、いざ始めようとすると、税金や経費のことで頭がいっぱいになってしまいます。
最初の年は白色申告で、経費なんてほぼゼロという方も多いでしょう。領収書をどこまで取っておけばいいのか分からず、パソコン代やWi-Fi代、文房具代などをどう扱えばいいのか混乱します。「これは経費?それとも家計?」と悩んで、結局何もまとめられないまま確定申告の時期を迎えてしまうこともあります。
最初は全く分からない状態からのスタートで当然です。でも、少しずつ慣れていけば大丈夫なんです。
白色申告でも無理なくできる管理法
実際に在宅ワークを続けている主婦たちが実践しているのは、「最低限だけ押さえる」という考え方です。
経費の境界線はざっくりでOK
最初から完璧に経費を仕分けようとすると、それだけで疲れてしまいます。白色申告なら、複雑な帳簿は必要ありません。
仕事で明らかに使うものだけを経費として整理していきましょう。例えば、仕事用に買った文房具、パソコンの修理代、仕事関連の書籍代など。これらは迷わず領収書を取っておきます。
家事按分が必要なものもあります。例えば、自宅の一部を仕事スペースにしている場合の家賃や光熱費、インターネット代など。これらは「仕事で使っている割合」を大まかに計算します。仕事部屋が家全体の1/6程度なら、家賃の1/6を経費にする、というイメージです。厳密に測らなくても、常識的な範囲で問題ありません。
生活費と仕事用を分ける工夫
一番効果的なのは、仕事用の銀行口座を別に作ることです。報酬はすべてその口座に振り込まれるようにして、仕事関連の支払いもできるだけその口座から行います。
クレジットカードも仕事用と生活用で分けると、後で確定申告のときに楽になります。完全に分けられなくても、「この口座・カードは主に仕事用」と決めておくだけでも整理しやすくなります。
領収書は無理せず整理
領収書の管理は、最初から完璧を目指さないことが続けるコツです。
私は月ごとに封筒やクリアファイルに入れて、「○月分」とメモを書いておくだけです。レシートをノートに貼ったり、エクセルに入力したりする方法もありますが、最初は無理せず、とにかく「捨てずに取っておく」ことを優先しました。
最近は経費管理アプリも使い始めましたが、最初の頃はアナログで十分でした。
扶養や社会保険の壁も、少額なら焦らなくてOK
扶養や社会保険の問題は、収入が少ないうちはあまり心配しなくて大丈夫です。
個人事業主の場合、扶養に入れるかどうかは「所得」で判断されます。所得とは「収入−経費」のことです。例えば、年間100万円の収入があっても、経費が30万円あれば所得は70万円。配偶者控除の範囲内(所得48万円以下)には収まりませんが、配偶者特別控除は受けられます。
社会保険の扶養(130万円の壁)については、健康保険組合によって判断基準が異なるので、心配な場合は夫の会社の健康保険組合に確認するのが確実です。
私の場合、最初は月に数万円程度の収入だったので、扶養を気にする必要はありませんでした。少しずつ収入が増えてきたら、その時点で調べれば大丈夫です。
確定申告は白色なら意外と簡単
確定申告と聞くと難しそうに感じますが、白色申告なら思ったよりシンプルです。
収入と経費をまとめて、国税庁の「確定申告書等作成コーナー」というWebサイトで入力すれば、自動的に計算してくれます。最初は時間がかかりましたが、2回目以降は慣れてきました。
どうしても不安な場合は、税務署の無料相談や、地域の商工会議所でサポートしてもらえることもあります。私も最初の年は税務署に行って、職員の方に教えてもらいながら書類を作りました。
大切なのは、「まずは小さく始めて、慣れてから拡張すれば大丈夫」という気持ちです。
今日からできる、おすすめの実践リスト
多くの在宅ワーク主婦が実践している、小さなステップをご紹介します。
1. 仕事用の口座を分ける
まずは銀行で新しい口座を開設するか、使っていない口座を仕事用にします。これだけで、お金の流れがクリアになります。
2. 領収書は1日5枚だけまとめる
溜め込むと大変なので、仕事で使ったものの領収書を1日に5枚だけでも整理する習慣をつけます。「これは経費」と思ったら、その場でクリアファイルや封筒に入れておきましょう。
3. 経費アプリやファイルで整理
慣れてきたら、スマホの経費管理アプリや、パソコンのエクセルで記録をつけるのもおすすめです。でも、最初は紙でも十分。無理せず、自分に合った方法を見つけてください。
完璧を目指さなくてOK
一番大切なのは、「完璧にしなきゃ」と思わないこと。最初から完璧にできる人なんていません。私も失敗しながら、少しずつ学んできました。
経費の計上漏れがあっても、大きな問題にはなりません。逆に、経費を過大に計上しないように注意すれば大丈夫です。
40代主婦・初めての在宅ワークのあなたへ
この記事は、フリーランスとして本格的に活動している方や、法人として節税テクニックを駆使している方向けではありません。
あくまで、「40代主婦で、在宅ワークを初めて始める」「白色申告で少しずつ収入を増やしたい」「扶養や社会保険のことが心配」という、あなたのような方に向けて書いています。
私と同じように、教育費や老後資金のために少しでも収入を増やしたい。でも、税金や経費のことで不安を感じている。そんなあなたに、「大丈夫、少しずつ始めれば問題ない」とお伝えしたかったんです。
まず1つだけ、今日からできること
今日から始められることは、たった1つだけ。
領収書を1枚、整理してみること。
仕事で使った文房具や、パソコン関連の買い物のレシートでもいいです。それを取っておく場所を決めて、「これは経費かも」と意識するだけで、大きな一歩になります。
慌てなくて大丈夫。完璧じゃなくてOK。まずは小さく始めて、少しずつ慣れていきましょう。
在宅ワークは、私たち40代主婦にとって、家族との時間を大切にしながら収入を得られる素晴らしい選択肢です。税金や経費の不安で足踏みするのは、もったいないです。
あなたのペースで、一歩ずつ進んでいけば大丈夫。応援しています。

