
1万/3万/5万円は現実的?私の生活から考えた”無理しない基準”
「在宅ワークで月◯万円」って、正直どれくらい大変なの?
「未経験から始めて、3ヶ月後に月10万って無謀ですか?」
この質問、検索してたどり着いた方も多いんじゃないでしょうか。私も最初、同じことを考えていました。
検索すると出てくるのは「月5万円達成!」「初月から3万円稼げた!」みたいなキラキラした体験談ばかり。でも、私が本当に知りたかったのは、そういう成功話じゃなかったんです。
「平日の昼間しか時間がない私に、本当にできるのか」
「子どもが体調崩したらどうなるのか」
「夜は疲れ果てて動けないのに、続けられるのか」
40代主婦が一番知りたいのは、稼ぐ”方法”じゃなくて、生活に無理が出ないかどうかなんですよね。
この記事では、私自身の生活リズムをもとに「月1万円・3万円・5万円・10万円」それぞれに必要な作業感覚を、できるだけ正直に書いてみました。
時間も体力も限られている私に、本当にできるの?
在宅ワークを始める前、私が一番怖かったのは「続かなかったらどうしよう」という不安でした。
- 平日の昼間、2〜3時間しか自由時間がない
- 子どもの予定や体調で、予定が崩れる日が月に何度もある
- 夜は家事と疲れで、頭が働かない
- パソコンは使えるけど、ブランク10年以上
こんな状態で、「月◯万円稼ぐ」なんて目標を立てたら、すぐに挫折しそうでした。
実際、周りには「在宅ワーク始めたけど続かなかった」という友人もいました。理由を聞くと、みんな「思ったより大変だった」「家庭とのバランスが取れなかった」と言っていたんです。
「また自分を責めることになるんじゃないか」
その怖さが、なかなか一歩を踏み出せない理由でした。
でも、今なら思います。怖くて当然だし、慎重になるのは悪いことじゃない。むしろ、現実を見ようとしているからこそ、続けられる可能性があるんだと。
月収ではなく「生活に合う作業量」から考えてみた
私が在宅ワークを始めるとき、最初に変えたのは考え方でした。
「月◯万円稼ぐ」という目標を、いったん横に置いたんです。
代わりに考えたのは、「今の生活リズムで、無理なく続けられる作業時間はどれくらいか」ということ。
実際に、自分の1日を紙に書き出してみました。
- 朝7時:家族を送り出す
- 午前中:家事・買い物
- 昼12時〜15時:自由時間(でも週2日は用事が入る)
- 夕方以降:夕食準備・家族との時間
この中で「確実に確保できる時間」は、実質週3日×1時間くらいでした。
最初はこれが現実でした。そこからスタートして、徐々に「作業できる日」を増やしていく。そういう順番にしたんです。
目標は”続けられるかどうか”。稼ぐのは、その後についてくるもの。
そう考えたら、少し気持ちが楽になりました。
【現実目安】月1万/3万/5万/10万円に必要な作業感覚
ここからは、私が実際に経験した感覚と、周りの主婦仲間から聞いた話をもとに、それぞれの月収に必要な作業量の目安を書いていきます。
あくまで目安です。人によって違うし、やる仕事内容によっても変わります。でも、「だいたいこれくらいの感覚なんだな」というイメージを持ってもらえたら嬉しいです。
🟢 月1万円|慣れるための目標
作業時間の目安
- 週2〜3日
- 1日30分〜1時間程度
作業内容の例
- データ入力(簡単なもの)
- アンケート回答
- 商品レビュー
- 文字起こし(短時間のもの)
精神的しんどさ:★☆☆
この目標のリアル
正直、月1万円は「お小遣い程度」です。でも、これが意外と大事なんです。
なぜなら、「在宅ワークってこういう感じなんだ」と体で覚える期間だから。
- 案件の探し方
- 応募の仕方
- 納品までの流れ
- クライアントとのやりとり
これ全部、最初は戸惑います。でも、月1万円くらいの軽い作業なら、失敗してもダメージが少ない。練習として、すごく価値があります。
「これだけでも”前進”してる」と思えることが、続ける力になります。
🟡 月3万円|生活に馴染み始めるライン
作業時間の目安
- 平日ほぼ毎日
- 1日1〜2時間
作業内容の例
- ライティング(初心者向け)
- 事務代行(メール対応など)
- SNS運用サポート
- 簡単なデザイン作業
精神的しんどさ:★★☆
この目標のリアル
月3万円になると、少し「仕事感」が出てきます。
週に数回ではなく、ほぼ毎日何かしらの作業をする感覚になるので、生活リズムにも変化が出てきます。
- 「今日は何の作業をするか」を考える
- 納期を意識し始める
- 単価の高い案件を探すようになる
家族にも「ちょっと今仕事してるから」と声をかける場面が増えてきます。
ただ、1日1〜2時間なら、まだ家庭とのバランスは取りやすい範囲。このあたりが「無理なく続けられる上限」という人も多いです。
🔴 月5万円|無理をすると崩れやすい境界線
作業時間の目安
- 週5〜6日
- 1日2〜3時間(場合によっては夜も)
作業内容の例
- ライティング(中級レベル)
- 専門スキルを使った案件
- 複数案件の掛け持ち
- 継続案件の対応
精神的しんどさ:★★★
この目標のリアル
月5万円になると、明らかに生活への負担が増えます。
- 作業時間が固定されてくる
- 納期に追われる日が出てくる
- 子どもの予定と重なると焦る
- 疲れが抜けにくくなる
悪い目標ではありません。でも、段階を踏まずにいきなりここを目指すと、崩れやすいです。
私の周りでも、「月5万円稼げたけど、体がきつくて続かなかった」という人が何人かいました。
もし目指すなら、まず月3万円を3ヶ月続けてから。それくらいの慎重さがあってもいいと思います。
🔵 月10万円|3ヶ月で到達は”無謀”に近い
作業時間の目安
- ほぼ毎日
- 1日3〜5時間(夜間作業も含む)
作業内容
- 高単価案件の継続受注
- 専門スキル必須
- 複数クライアント対応
- 納期管理が複雑化
精神的しんどさ:★★★★★
この目標のリアル
結論から言います。未経験から3ヶ月で月10万円は、かなり厳しいです。
不可能ではありません。でも、それを達成している人は、次のどれかに当てはまることが多いです。
- もともと専門スキル(デザイン・プログラミングなど)を持っている
- 1日5時間以上作業できる環境がある
- 家族のサポートが手厚い
- 体力・精神力がかなり強い
逆に言うと、40代主婦が平日の昼間だけで到達するのは、現実的ではないんです。
私も最初、「3ヶ月で月10万円」という目標を立てかけました。でも、実際に始めてみて分かったのは、「そもそも作業時間が足りない」ということでした。
月10万円を稼ぐには、単純計算でも時給1000円として100時間。1ヶ月を20日で割っても、1日5時間です。
これを未経験から、しかも家事や育児の合間にこなすのは、体力的にも精神的にも限界があります。
3ヶ月後の目標なら、月1〜3万円。これが現実的なラインです。
どの金額を目指すかは「今の自分」で決めていい
ここまで読んで、「やっぱり私には無理かも」と思った方もいるかもしれません。
でも、それは「無理」じゃなくて、**「今の自分に合った目標を選べている」**ということです。
年齢も、体力も、家庭の状況も、人それぞれ違います。
昨日の自分より一歩進めていれば、それで十分。目標は途中で変えてもいいし、下げてもいい。やめても、失敗じゃありません。
大事なのは、「続けられるかどうか」を基準にすること。
月1万円でも、それを半年続けられたら、すごいことです。
もし今の私と同じなら、こう動くと思います
最後に、もし今の私と同じように「在宅ワークを始めたいけど不安」という方がいたら、こう伝えたいです。
まずは「無料登録 → 案件を眺める」だけで大丈夫です。
いきなり応募しなくていい。見るだけでも、「こういう仕事があるんだ」「この金額でこの作業量なんだ」と分かります。
それだけで、不安が少し減ります。
行動=応募、ではありません。眺めることも、立派な準備です。
そして、もし「やってみようかな」と思えたら、まずは月1万円から。小さく始めて、無理なく続ける。それが、結局は一番の近道です。
まとめ|目標は”稼ぐ金額”じゃなく”続けられるか”
在宅ワークの目標は、人それぞれです。正解は1つじゃありません。
- 月1万円でも、続けられたら価値がある
- 月3万円が、ちょうどいいバランスかもしれない
- 月5万円は、段階を踏んでから目指す
- 月10万円は、3ヶ月では難しい
あなたの生活が基準です。
この記事は、「決断を急がせない」ためのものです。焦らず、自分のペースで考えてみてください。
※本記事は、40代主婦の生活リズムをもとにした目安です。作業時間や収入には個人差があります。無理のない範囲で、ご自身に合った目標設定をしてください。

