
稼げていない頃より、少し稼げるようになってからの方が不安が増えました。
在宅ワークで月3万円、5万円と収入が増えてきたとき、あなたはどう感じましたか?
嬉しい。続けてよかった。そう思う反面、頭をよぎるのは「確定申告、どうしよう…」という不安ではないでしょうか。
ネットで調べてみても、出てくるのはパート向けの記事だったり、会社員向けの説明だったり。クラウドソーシングや楽天ROOM、ブログ収益といった「在宅ワーク」の立場で書かれた記事は意外と少なくて、余計に混乱してしまう。
私もそうでした。調べれば調べるほど、不安は大きくなるばかり。
この記事では、税金の専門家を目指すのではなく、「私は確定申告が必要なのか、どこを見て判断すればいいのか」を自分で整理できる状態を目指します。
40代在宅ワーカーが確定申告で一番迷う3つのポイント
① 「103万円じゃないの?」という勘違い
ママ友やパート仲間と話していると、こんな会話になりませんか?
「103万円までなら大丈夫だよ」 「それ超えたら扶養から外れちゃうから気をつけてね」
でも、待ってください。自分の働き方を思い返してみると、
- クラウドソーシングで仕事を受けている
- 業務委託契約で記事を書いている
- 楽天ROOMやブログで収益を得ている
こういう働き方って、パートと同じなんでしょうか?
実は、ここが最初の分かれ道なんです。「主婦の収入」という言葉は同じでも、働き方によってルールが違う。多くの人が「103万円」という数字だけを頼りにしようとして、混乱が始まります。
② 「所得」という言葉が聞き慣れなさすぎる
クラウドソーシングから入金通知が来たとき、ドキッとしたことはありませんか?
「今月5万円入った。もう年間で48万円超えそう…私、確定申告しなきゃダメなのかな」
ネットで調べると「48万円」とか「所得」という言葉が出てくる。でも、この「所得」というのが何を指しているのか、よく分からない。
入金額が48万円を超えたら、もうアウトなんじゃないか。そんな不安を抱えている人は多いと思います。
実は、ここにも大きな勘違いがあります。多くの人が「入金額=判断基準」だと思い込んでいるんです。
③ 夫の会社に迷惑をかけたらどうしよう、という恐怖
正直に言います。一番怖いのは、自分が損することじゃありませんでした。
「夫の会社に何か言われたらどうしよう」 「扶養が外れて、夫の給料が減ったらどうしよう」 「会社での評価に影響が出たら…」
調べれば調べるほど、怖くなる。気づいたらブラウザを閉じている。でも、不安は消えない。
こういう感情、ありませんか?
不安の正体は「知らないこと」だった
ここまで読んで、「私だけじゃなかった」と少しホッとしていただけたなら嬉しいです。
これらの悩みは、あなたが勉強不足だからでも、サボっているからでも、無知だからでもありません。
そもそも、確定申告や税金の制度が「会社員」や「パート」を前提に説明されることが多いだけなんです。
在宅ワークという働き方が増えてきた今、私たちのような立場の人に向けた情報は、まだまだ整理されていないのが現実です。
私が確定申告で迷った理由は、この3つだった
振り返ってみると、私が混乱していた理由は明確でした。
① 103万円=全員共通ルールだと思っていた
パートもクラウドソーシングも楽天ROOMも、全部「主婦の収入」だから同じルールだと思い込んでいました。でも、実際は働き方によってルールが違う。ここを理解していなかったんです。
② 入金額だけで判断しようとしていた
「48万円」という数字だけを見て、「入金額がこれを超えたらアウト」だと思っていました。でも、判断するときに見るのは「所得」であって、入金額そのものではありません。
③ 自分の立場を整理していなかった
自分が「雇用されているのか」「業務委託なのか」「どういう立場で収入を得ているのか」を言葉にできていませんでした。ここが曖昧なまま、数字だけを追いかけていたんです。
確定申告が必要かどうか、自分で判断するための視点
ここからが本題です。
確定申告が必要かどうかを判断するとき、まず見るのは「金額」ではありません。
見る順番は、こうです
1. 自分の働き方を確認する
- パート・アルバイト(雇用されている)
- 業務委託・クラウドソーシング(個人で仕事を受けている)
- アフィリエイト・楽天ROOM(広告収入)
これらは税金の扱いが違います。まず、自分がどの立場なのかをはっきりさせることが大切です。
2. 「所得」という考え方を知る
「所得」とは、簡単に言うと「収入から経費を引いた金額」のことです。
例えば、クラウドソーシングで年間60万円の入金があったとします。でも、そのために
- パソコンを購入した(5万円)
- インターネット代を払った(年間6万円)
- 書籍や資料を買った(3万円)
こういった経費があれば、所得は「60万円 – 14万円 = 46万円」になります。
入金額ではなく、この「所得」をもとに判断するのが基本です。
3. 扶養や家族との関係を整理する
- 配偶者控除や扶養に入っているか
- 夫の会社の扶養制度はどうなっているか
- 自分で社会保険に加入する必要があるか
これらは、税金とは別の「社会保険」の話も関わってきます。一般的には「年収130万円」などが目安と言われますが、会社によってルールが異なるため、夫の会社に確認することが確実です。
※ここで挙げた金額はあくまで一般的な目安です。状況によって異なるため、最終的には税務署や税理士にご相談ください。
私はこう整理しました
私の場合、最初は「入金額が48万円を超えたらすぐに確定申告が必要」だと思い込んでいました。
でも実際に整理してみると、
- 自分はクラウドソーシングで業務委託として働いている
- 入金額は年間55万円だった
- でも、パソコン購入費やネット代、書籍代などの経費が約12万円あった
- つまり所得は43万円で、基礎控除48万円以内に収まっていた
結果として、その年は確定申告は不要でした。
でも、この「考え方の道筋」を知れたことが一番大きかったです。翌年以降も、自分で判断できるようになったからです。
不安なまま止まらないために、今やることは3つだけ
確定申告が必要かどうか、今すぐ結論を出す必要はありません。
大切なのは、「判断できる状態になること」です。
今、やるべきことは以下の3つです
1. 今年の入金額を書き出す
クラウドソーシング、楽天ROOM、ブログ収益など、全ての収入源を確認して、入金額を書き出してみましょう。通帳やメールの入金通知を見返すだけでOKです。
2. 経費になりそうなものを思い出す
- パソコンやスマホの購入費
- インターネット代
- 文房具や資料代
- セミナーや勉強会の費用
完璧に計算する必要はありません。まずは「これ、経費かも」と思うものをリストアップするだけで十分です。
3. 自分の働き方を言葉にする
「私は○○で、業務委託として仕事を受けている」 「私は楽天ROOMで広告収入を得ている」
こんなふうに、自分の働き方を一言で説明できるようにしておきましょう。これだけで、情報を調べるときの精度がグッと上がります。
最後に
確定申告が怖いのは、あなたが真面目だからです。
「ちゃんとしなきゃ」「間違えたらどうしよう」と思うからこそ、不安になる。それは当たり前のことです。
でも、怖がったまま止まる必要はありません。
まずは、自分の状況を整理すること。そして、必要なら税務署や税理士に相談すること。それだけで、不安はずっと小さくなります。
あなたはもう、在宅ワークで収入を得られるところまで来ています。あとは、この「確定申告」という壁を、少しずつ乗り越えていくだけです。
一緒に、整理していきましょう。
